前の記事の最後に、「AJPCも無事わり・・・」と書き、
更に「でも私は無事じゃなかったんだ!」と書いたけど
私のことの前に書いておきたいことがありました。
それに比べたら私のことなんて、小っさ~いことだから後回し
「無事じゃなかったけど無事に終ったAJPC」
そうです、今回のAJPCはちょっと難しいことがあったなかで無事終ったのです。
会場はとてもいい環境のところでした。
でも静かないい環境なだけに、大会開催となるとご近隣の方々には
ご迷惑をおかけすることにもなるわけです。
もちろん役所や管理人さんの使用許可を得て開催の運びとなっているのですが
ご近隣の方々から直接許可を得ているわけではないわけで
当日強い意志のもとに直接ご意見しに来られた方が1名いらっしゃいました。
自分の身に置き換えてみればわからないでもありませんよね。
普段は静かな休日が、朝からスピーカーを通しての音楽と声、そして犬の吠え声。
特に犬の吠え声は、音楽や人の声以上に響くようですし、
嫌いな人にとっては「騒音」以外の何物でもないのです。
6月はじめにもディスク大会があり、今回またの開催だったこともあって
非常に厳しい声を頂くこととなりました。
対応にあたったスタッフ(トップの2人)は本当に大変だったことと思います。
でも彼らはとても真摯な姿勢でお話を受け留めました。
その方のご意向を受け入れる一方で、AJPCを無事終えるために
とにかく懸命に対応してくれました。
そして土曜日の段階で、日曜日に開催するための最低限の条件を取り決め
翌日の開催をご理解いただきました。
そこから先、既に解散してしまっている参加者に伝えるということに関しては
参加者全員の協力も素晴らしいものでした。
メールで、車泊場所で、あらゆる手段でほぼ全ての人に伝わりました。
そして日曜日。
当初、スタッフ5時半、一般6時予定だった開門時間は全て7時半に変更になり、
早く現着してしまった人には時間まで別の場所で待機してもらいました。
いちばん厳しい意見を頂いていた犬の吠え声については、参加者各自が注意し
対応しました。抱っこする人、離れずいる人、車待機とする人・・・
でもやってみるとできるもんなんですねぇ。
犬の大会とは思えない驚くほど静かなまま大会が始まり、進行していきました。
前日の男性はこの日もやはり長時間に渡りご意見されていかれましたが、
朝の開場時間の徹底や、犬に関する対応に対し
「あなた達は約束を守ってくれた。」との言葉を頂いたそうです。
大会が進行する裏で、ずっとスタッフが丁寧に対応したことで、
なんとか大会は最後まで開催され、無事終了しました。
理解ある管理人さんがずっと立ち会ってくださったこともありがたいことでした。
ただ、対応にあたったスタッフは、長い時間をその対応に充てることになりました。
強い思いでAJPCを立ち上げ、1年に一度のこの日のために最大限に尽力し、
自身も楽しみにしてきたはずの大会で、盛り上がった決勝戦を見ることも、
閉会式に出ることもできずに対応にあたってくれたスタッフのことを思うと、
どんなに残念だったことかと心が痛むと同時に、頭の下がる思いです。
今回の会場は環境的にはとても良いところです。
そして基本的には地元の方々もとても好意的です。
だからこそこの地に貢献したいという思いもあり、地元産のものを購入し、
副賞として用意させていただきました。
ただそれとは別に、非常に厳しい難しい対応を迫られたことは事実です。
許可を得ているということで押し通すことも出来たかもしれませんが、
スタッフは対立姿勢にならないよう柔らかな対応に努めました。
というのも、今後のことを考えたからです。
AJPCとしては今後この会場を使用する確率は低いと言わざるを得ないでしょう。
でも会場使用は私達だけの問題ではありません。
少なくともこの時点で、数週間後にはエクストリームの大会が予定されている
ということも聞いていました。
他団体の使用にあたって悪い影響を与えないよう、逆に、犬の団体もきちんと対応
してくれたという少しでも良い印象を残せるような対応に努めました。
今回のAJPCは、大会成功の裏に、スタッフの忍耐強い対応と
それに応えた参加者全員の努力と結束力無しには語れないと思います。
「無事終わりました」の一言では片付けられない大会でしたが
「無事終わりました」と言って終わることが出来た素晴らしい大会でした
長くなっちゃった~
普段私はこの手の話はあまりブログには書かないんだけど、
今回は書いておこうと思いました。
で、素晴らしい話に比べたら小さい「無事じゃなかった」私の話は
また更に次に書くことにします
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